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全国地盤研修会に潜入!

全国地盤研修会に潜入!

こんにちは。ハウスジーメン企画推進室です。
今回は2022年3月25日、TKP新橋カンファレンスセンターで行われた2022年度 一般社団法人住宅技術協議会 全国研修会へ潜入してきました!

MSJグループである一般社団法人 住宅技術協議会では、年に1度、全国の登録地盤会社様と地盤事業に関する情報交換、住宅技術に関する情報共有、その他普及啓発活動を目的とした研修会を行っています。2022年度は、総勢52社、67名の方のご参加がありました。

当日の様子

今年度は新型コロナウイルス感染状況を鑑み、感染対策の下で開催しました。

 ・座席数の削減
 ・入場時の検温
 ・マスクの着用及び会場受付にて手指消毒
 ・報告事項および詳細説明の簡略化

一般社団法人 住宅技術協議会 代表理事 鵜澤 泰功の挨拶の後、基調講演や表彰式等、4名の方が登壇しました。
オープニングを飾ったのは、住宅技術協議会の技術顧問でもあり技術士・工学博士の合同会社for 業務執行社員 神村 真様です。

「低価格だけが価値」と考えられがちな地盤補強工事の現状を踏まえ、住宅ストック化へ向け、あくまでも改良体の品質を重視することが重要なポイントであるとお話しいただきました。
これまで経済性優先の風潮の中、軽視されやすい“品質”に価値を見出すためには、経済性=合理性となるように構造計算等の力学を駆使することが必要であるとの提言がありました。

また、地盤改良業者が住宅事業者様へ理論を駆使し品質の大切さを伝えることで、住宅事業者様からお施主様にエビデンスをしっかりお伝えできるようになります。家は長く使われていくものだからこそ、品質が最も重要だとアピールすることで、私たちの仕事の価値を理解していただく必要があるとお話しいただきました。

続いて、他3名の方にご登壇いただきました。
構造計算した結果からの杭配置による良い家づくりの提案方法、エビデンスのある地盤改良設計によりお客様に納得していただける根拠を示す大切さなどのお話しがあり、また新しい性能証明工法「サクラコラム工法」による適用証明付帯地盤保証の案内など、様々な知見や気付きを共有するものでした。
各社の抱えていた問題や悩み、時系列で変わっていったことなどを詳しくお話しいただき、耳を傾ける方々の横顔は真剣そのものでした。

特別なトピックスとしては、株式会社 中央グループ 代表取締役社長 木村 利明様より(株)アートフォースジャパン、MSJグループとの業務提携についてお話がありました。

中央グループ及びアートフォースジャパンでは、建築地の敷地・地盤・役所等の各種調査サービスを提供し、MSJ グループでは地盤保証制度や住宅かし保険、クラウドシステム等を提供しております。これらサービスの連携により住宅建設事業者のサポートを強化する目的です。
クラウドには、住宅に関するあらゆるエビデンスを蓄積できるため、各種調査を起点に設計・施工・アフターまでの長いプロセスを一体で管理でき業務効率が格段に上がり、消費者に対して安心・安全に住宅を提供できます。 アートフォースジャパン、中央グループ及び MSJ グループでは、これらのデータを活用して中長期的には既存住宅の再販流通支援にもつなげ、クラウド活用による住宅ビジネスプロセスの再構築(DX 化)を推進してまいります。

おわり

経験豊かな方々の説得力のあるお話しに、大きな反響が寄せられました。
今回潜入した結果、研修のテーマや内容は毎年の最新情報や社会情勢によって変化していますが、変わらないのは「地盤のプロ」として成長を続ける皆様のあくなき探求心だと実感しました。

最後に今回の研修会を主催する、一般社団法人 住宅技術協議会 濱 宜彦に、開催の背景をインタビューしました。

―研修会も5回目になると思うのですが、開始してみていかがでしたか?

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一般社団法人
住宅技術協議会
濱 宜彦
全国の登録地盤会社の皆さま、今回もご参加ありがとうございました。最初は全国各地にある登録地盤会社様のスキルやナレッジを共有し、理解し合うことを目的に研修会を開始しました。新しい技術に関するトピック等を多くの方にお話しいただき、理解を深めていくことができて良かったと思います。
いただいたフィードバックを活かし、来年度も他社との技術的交流を深めつつ、社員のスキルや組織力向上に取り組んでまいります。

―楽しみですね、ぜひまたお邪魔させてください!ありがとうございました!

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