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Lesson10:基礎選定Ⅱ ~不撓不屈~

Lesson10:基礎選定Ⅱ ~不撓不屈~


不撓不屈(ふとうふくつ)志が堅くどんな困難にあってもくじけないこと

とある銀河系のある小さな街で・・

地盤のカリスマ ピエール・ジバンシー先生のもと
地盤判定のイロハを学んできたJ1号とJ2号。
いよいよ今回は仕上げのケーススタディ。
これまでの学びをふまえた成果は発揮できるでしょうか?

アバター
ジバンシー先生
さて、ではケーススタディで
さらに具体的な選定方法を確認していこう。
その前に再度選定方法をおさらいしておくぞ。

具体的な選定方法(再掲)

基礎の選定には大まかに2つの観点を掛け合わせて最適解を導きます。

○ 地形からの判定

○ 土質と年代からの判定

○ SWS試験結果からの基礎選定フローの例

*基礎選定については各事業者・法人により判断が異なります

*「基礎底面下」
建物の荷重や敷地状況により違うが、小規模な木造住宅の場合、概ね深さ25~30㎝ぐらいまでは根入れ深さ(基礎埋め込み部分)に当たる。試験データはその下から自沈層の有無をチェックする
*「Nsw」

荷重1.00kNで自沈が起こらなかった場合、ハンドルを半回転ずつ回し、25㎝貫入させるのに行った半回転数のことこの数値が0だと回転せずにロッドが沈む軟弱地盤となる。チェックポイントでは測定地全地点での0.5KN以下の自沈層の数を確認する

事例2

  • 地形区分:台地
  • 地質区分:洪積層(砂層・粘性土層)
アバター
J1 号
えーっと、この物件は地形・地質とも良好な地盤です。
さらに選定フロー図のチェックポイントのところで確認すると自沈層は0.75kNのみで基礎底面下8mまで、かつ2~5mまでに0.5kN以下の25㎝自沈層は存在しません。
周辺状況チェックシートからも異常がないようですので、
ベタ基礎でよいと考えます。
アバター
ジバンシー先生
そうだな。この物件は前回の事例1に似たケースだな。
周辺の状況を見ても建物外壁に亀裂等が見られず、良好な住宅地と思われる。
その判断でよいだろう。よし、続けてもう一つの事例も見てみよう。

2022年9月1日
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