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グリーン住宅ポイント制度の現在を確認する・2021年5月末までの状況

グリーン住宅ポイント制度の評価

ハウスジーメンでは2021年3月に『いよいよスタート!グリーン住宅ポイント制度概要セミナー』をオンライン開催しました。ご参加の皆様から頂いたアンケートによると、前回の制度と比較して「ポイントの上限拡大」「一定の要件に適合する追加工事への交換が可能になったこと」「新築で多子世帯取得や三世代同居仕様住宅にポイント加算されること」が高評価を得ています。

グリーン住宅ポイント制度で興味のあるところ利用しやすいと思われる点を下記から3つ選んでお答えください(複数回答)

また、本制度の活用意向としては以下の回答が得られました。

グリーン住宅ポイント制度を事業にどう活用していきますか。次の中から当てはまるものをすべて選んでお答えください
その他の場合は内容を自由にお書きください (複数回答)

省エネ住宅の建設や購入をお勧めする後押しの材料として使いたい”という意向が4割弱“今回追加された特例対象者に対し積極的に推進したい”が約2割となっていますが、このウェビナーを行ったのは申込開始前であったため、“今のところまだ未定” という回答も2割ありました。”準備はするが積極的な告知はしない”という声もあり、この時点ではやや様子見をしている状況もうかがえます。

それでは現在の申込み状況はどうか、続けて確認していきましょう。

グリーン住宅ポイント制度の申請状況

2021年5月末時点の申請状況

先ごろ国土交通省より、2021年5月末までのグリーン住宅ポイント制度申請状況が発表されました。(以下は2021年6月11日 グリーン住宅ポイント制度事務局発表数値)

■ 5月のポイント申請受付状況

■ 予算消化状況

5月末時点では、かなりゆっくりとしたスタート状況であることがわかります。

カテゴリごとの状況

■ 住宅の性能ごとの発行状況(新築)

新築住宅では、完了前申請での認定長期優良住宅を中心にした発行状況となっています。
また今回新たに設けられた特例では、アンケートでの意向のように“多子世帯”や“三世帯同居”など家族数の多い新築住宅での利用が多くなっています。まずは狙い通りの滑り出しといったところでしょうか。

■ 追加工事への交換状況
続けてグリーンポイント住宅制度のもう一つの特徴である“ポイントを追加工事に充当できる”点についての状況も見てみましょう。

5月末時点でポイント発行を追加工事に充当しているのは、全体の3割前後となります。
今のところ新築とリフォームのカテゴリのみで交換があり、それぞれの状況は、以下の様になっています。

追加工事への交換状況(2021/3/29~5/31までの累計 複数選択)

 コロナ禍でもあり、「新たな日常」に資する工事としてワークスペース設置や空気環境向上、菌・ウイルス拡散防止工事のもラインナップに用意されていますが、新築・リフォームともやはり従来通りの家事負担軽減に資する工事が主流。どちらもキッチン、収納、トイレ周りの順に交換されています。

まとめ :今やるべきことは?

グリーン住宅ポイント制度、現状やや立ち上がりがゆっくりとしており、皆様まだ様子見の状況かもしれません。しかし繰り返しになりますが、本事業の申込みは2021年10月31日まで。これから7月8月の告知活動を経て遅くとも9月には取込をして…と考えていくと、実はあまり時間がないことに気づきます。今回の制度は次世代住宅ポイントと比較し、追加工事への充当など利用しやすい仕組みとなっています。確かにコロナ禍、木材の調達難など問題は山積みですが、事業者の皆様も制度の知識を深め、キャンペーンやウェビナー等お客様へのアプローチの機会を積極的に作り、自社の事業拡大に有効に活用していただければと思います。
また、今後の予算消化状況は新しい情報が入り次第こちらでご案内をしていきます。どうぞお楽しみに!

国土交通省ではグリーン住宅ポイント制度について、一般ユーザー対象にWEBからダウンロードできるリーフレットを作成しています。リーフレット自体も希望すれば送ってもらえるようですので、お客様への制度認知に積極的に利用してみてはいかがでしょうか。

さらに対象製品やポイント対象となる住宅設備機器等はこちらから確認できます。カタログもダウンロードできますのでご利用ください。

※「交換商品を探す」ページの閲覧は、2023年7月28日をもって終了しました。

ハウスジーメンではこの2月からグリーン住宅ポイント制度について、概要説明や省エネ計算実演などのお役立ちウェビナーを実施しました。何度も繰り返し確認できるアーカイブ動画をご用意しております。無料でご視聴いただけますので、まだご覧になっていない方はぜひこちらからご確認ください。

また新築住宅で“設計住宅性能評価や☆☆以上のBELS評価、フラット35S適合証明などの利用がなくても、『一定の省エネ性能を有する住宅』の4つの項目のうち1つの基準を満たせば申請できる証明書として「グリーン住宅ポイント対象住宅証明書」の発行業務も開始しております。

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