現在、国の施策で新築住宅などの省エネ性能を上げる取組が盛んに行われています。例えば、子育てエコホームなどの補助事業における省エネ性能(ZEHレベル)要件化やフラット35における省エネ基準適合要件化、さらに2025年4月から住宅・非住宅問わず施行される省エネ基準適合義務化。この様な中で、建物を買いたい・借りたい人達に対し、省エネ性能をわかりやすく見える化する取組として、2024年4月から建築物の省エネ性能表示制度がはじまりました。それに合わせるかたちでBELSも4月からリニューアルされております。今回はそのBELSのリニューアル内容のポイントをわかりやすく2つにまとめました。
性能が一目で分かる省エネ性能ラベルが追加
BELSでは、当社のような登録評価機関が審査することにより、表示内容の客観性・信頼性を向上させることができます。ラベルの左下に「第三者評価BELS」と表示された、省エネ性能ラベルを発行いたします。省エネ性能表示制度では建築物の販売・賃貸を行う事業者様は、建築物の販売・賃貸の際には、告示で定めるラベルを用いて省エネ性能を表示することが必要となりますので、該当物件でBELSをご利用の場合は、取得した省エネ性能ラベルを用いて広告等に表示するなど利用が可能です。
※当社でWEBからお申込みいただいたBELSは、電子データ(PDF)でこちらのラベルを発行いたします。WEB掲載などでストレスなくデータ活用が可能です。
BELS評価書が視覚的に分かりやすくリニューアル
今までのBELS評価書(下記①)はエネルギー消費性能や断熱性能などの知りたい情報が分かりにくい印象がありましたが、リニューアル(下記②)では、1枚目にイラストと数字をメインに置き、2枚目に詳細な数字で根拠を示す書式に変わっています。実際の接客・契約時の説明にお役立ていただけます。
ハウスジーメンのBELSについて
当社は、かし保険法人以外にも住宅に関する登録評価機関でもあるため、BELSを始め、住宅性能評価や長期優良住宅などの審査・評価書等の発行を行っております。「かし保険だけでしょ、ハウスジーメン」という方もいるかと思いますので、今回の記事であるBELSの料金についてご案内いたします。
適用範囲等 | 料金(税込) | |
戸建住宅 | 単独審査(BELS審査のみ) | 33,000 円 |
審査利用 ※設計性能評価等を当社で利用の場合 | 11,000 円 | |
共同住宅 | 300 ㎡以下 | 44,000 円+4,400 円×住戸数 |
300 ㎡超~1,000 ㎡(住戸のみ) | 60,500 円+3,850 円×住戸数 | |
300 ㎡超~1,000 ㎡(建築物全体) | 121,000 円+ 3,850 円×住戸数 |