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【大規模修繕かし保険】オプションのご案内

【大規模修繕かし保険】オプションのご案内

10月3日(火)に、弊社より、大規模修繕かし保険のオプションとして「①塗膜補償オプション/②タイル剥落補償オプション」をリリースしましたので、ご案内します。

大規模修繕かし保険とは

大規模修繕かし保険は、中規模以上の規模の共同住宅に実施する大規模修繕工事を対象とする既存住宅かし保険で、外壁の再塗装や目地の補修、屋上の防水工事、給排水管路の更新(交換)などの工事の瑕疵を10年間担保します(外部鉄部の防錆工事は3年間)ので、定期的に行う修繕工事のリスクに備えるとともに、10年間の瑕疵保証をプラスすることができます。

※この保険では、階数4以上または延べ床面積が500 ㎡以上の共同住宅のうち1,000 ㎡未満ものを中規模共同住宅として扱います。


■ 大規模修繕かし保険の対象となる部分
工事の対象部分が保険の対象となります。
外部鉄部が保険の対象となるのは、防錆工事を行った場合に限ります。

構造躯体部分基礎、基礎杭、壁、床版、屋根版といった住棟の積載荷重等を支える部分10年間
雨水の浸入を
防止する部分
屋上や外壁、その開口部の建具のほか、雨水用の排水管のうち住棟内を貫通している部分
給排水管路敷地内に設置する給水管給湯管排水管等の管路
※水道事業者等が管理する部分や設備機器に関わる部分は対象外
住宅設備敷地内に設置する給排水設備電気設備ガス設備消防設備機械設備等の設備
※電力やガス等の供給者が管理する設備は対象外
外部鉄部バルコニーやテラス屋上の手すりや柵共用階段等の鉄部3年間

基本保険金額(保険契約における支払限度額)
次の金額から大規模修繕事業者が選択する額となります。
※大規模修繕工事の請負金額が消費税適用前の金額で1億円を超える場合は1億円以上の金額から選択します

1000万円2000万円3000万円5000万円1億円
2億円3億円4億円5億円

※この保険の被保険者は大規模修繕事業者ですが、「事故の発生時に大規模修繕事業者が倒産している場合や事故の発生後、相当の期間を経過しても大規模修繕事業者が修補等を行わない場合は、注文者が直接ハウスジーメンへ保険金を請求できます。


▼ 大規模修繕かし保険について詳しく知りたい方はこちら

① 塗膜補償オプション

かし保険と言えば構造・防水性能に対する補償がメインとなりますが、修繕工事で行う塗装工事に施工ミスがあった場合は、雨漏れよりも塗膜に膨れや剥がれが発生するリスクの方が高いことを踏まえ、塗膜の膨れや剥がれ、割れといった事象を10年間補償する塗膜補償オプションを用意しました。
大規模修繕かし保険以外に、対象工事に塗装工事を含むリフォームかし保険(共通)とメンテナンスコースの延長保証保険でも塗膜補償オプションを追加しました。

塗膜事故担保期間オプションの利用条件
塗装工事の対象部分の塗膜に膨れや割れ、剥がれといった事象(色あせやチョーキングは対象外)が発生した場合10年間使用塗料ウレタン樹脂塗料やシリコン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料、無機塗料等の10 年以上の耐用年数が期待できる塗料を使用すること
施工方法外装材の材質やコンディションを踏まえて適切に下地処理を行い、使用する塗料や下地材は用途や外装材の性質を踏まえて、用途に合った相応しいものを使用すること

・ 塗膜補償オプションの支払限度額

大規模修繕かし保険保険金額3000万円まで保険金額と同額
保険金額5000万円以上一律3000万円

塗装工事は外装材の上塗り部分の工事になりますので、スレート屋根の縁切り漏れのようなケースを除いて施工ミスが雨漏れに直結する可能性は低い一方で、塗膜の剥がれや膨れ、割れに繋がる恐れがありますが、塗膜補償をプラスすることで塗膜事故のリスクに備えられます。加えて、注文者へ10年間の塗膜保証という付加価値を提供することもできます。

② タイル剥落補償オプション

タイル仕上げの建物の場合、修繕工事でタイル工事を行いますが、タイル工事に施工ミスがあった場合は、雨漏れよりもタイルの剥落が生じるリスクが高いことを踏まえ、タイル剥落を10年間補償するタイル剥落オプションを用意しました。
ただし、修繕工事では建物の全てのタイルの補修を行う訳でなく、剥がれているタイル以外は打診検査で浮き等の発生を確認し、浮き等が確認されたタイルの補修を行います。そこで、当社のタイル剥落補償では、修繕工事の対象となった建物のタイルの剥落をワイドにカバーできるよう、打診検査の対象部分も含めることとしました。

※大規模修繕かし保険以外に、マンションの修繕工事の際に利用できるメンテナンスコースの延長保証保険でもタイル剥落補償オプションを追加しました。

タイル剥落事故担保期間オプションの対象となるタイル工事
修繕工事の対象となったタイル(打診検査の対象部分を含む)に剥落が発生した場合10年間タイル工事タイルや下地の材質等を踏まえて、大規模修繕工事で一般的に認められている工法で行う浮きの補修や、張替え、撤去を含むタイル補修工事
打診検査打診棒等による打診のほか、国交省の告示等で認められている赤外線カメラ等のデジタル技術を活用した方法を含む調査(告示等で打診以外の方法が認められている場合は、その方法による調査を含む)

タイル剥落補償の支払限度額
次の金額のうち、基本保険金額以下で大規模修繕事業者が選択する金額となります。

500万円1000万円2000万円

外壁のタイル工事はコンクリートの表面部分の工事になりますので、施工ミスが雨漏れに直結する可能性は低い一方で、タイルの剥落に繋がる恐れがありますが、タイル剥落補償をプラスすることでタイル剥落事故のリスクに備えられます。加えて、注文者に打診検査の対象部分を含めた10年間のタイル剥落補償といった付加価値を提供することもできます。

まとめ

今回は、大規模修繕かし保険のオプション:「①塗膜補償オプション/②タイル剥落補償オプション」をご案内しました。雨漏れ等だけでなく、住宅事業者様が実際にリスクを感じている部分を対象としておりますので、自社にとってのリスクヘッジ・注文者への付加価値提供に、ぜひご活用ください。
※各保険やオプションの詳細については約款集や重要事項説明書を必ず参照してください。

私たちハウスジーメン(MSJグループ)では、住宅性能評価や住宅かし保険などを通じて、様々な角度から皆様のお役に立てるよう業務に努めて参ります。


▼大規模修繕かし保険や①塗膜補償オプション/②タイル剥落補償オプションの料金について詳しく知りたい方はこちら

▼大規模修繕かし保険や①塗膜補償オプション/②タイル剥落補償オプションについて詳しく聞きたい方はこちら

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