施工第九回 かし保険躯体検査前後の工事の注意点・Ⅴ(横架材)かし保険躯体検査時 前後の工事の注意点、今回は横架材について確認していきましょう。 横架材のチェックポイント 横架材とは 横架材とは建物に水平に架かる部材の総称のことです。梁(はり)や桁(けた)、棟木(むなぎ)、母屋(もや)、胴差(どうさし)などがあり、主に4つの構造的役割があります。 ■ 横架材 概念図 横架材の欠き...
施工設計 虎の巻! 木造軸組工法 耐力壁の壁量および配置について『施工 虎の巻!』では第七回・第八回と二回にわたり耐力壁の仕様等について確認してきました。次に、かし保険躯体検査の確認項目でもある「耐力壁の壁量および配置」の考え方について確認していきたいと思います。 耐力壁の計画については基本的に設計担当者が行うことですが、現場担当者にも是非知っていただきたい内容なので、番外編を設け...
地盤Lesson4:現地調査Ⅰ ~百聞一見~とある銀河系のある小さな街で・・ 地盤のプロフェッショナルになりたい!地盤のカリスマ ピエール・ジバンシー先生にあこがれてひたすら努力するJ1号とJ2号。今日も朝から猛勉強中です。 さて翌日。何とか集合時刻に間に合ったJ1号とJ2号。初めての現地調査にドキドキしています。
施工第八回 かし保険躯体検査前後の工事の注意点 ・Ⅳ(耐力壁 後編 面材耐力壁)かし保険躯体検査時 前後の工事の注意点、今回は耐力壁のチェックポイント後編として面材耐力壁について確認していきましょう。 面材耐力壁のチェックポイント 面材耐力壁とは 前回木造軸組工法での耐力壁として「筋かい」を取り上げました。今回は、構造用合板やパーティクルボードなどの面材を使用した「面材耐力壁」について確認していき...
地盤地籍調査とは 日本の地籍調査が実は3割程度しか進んでいない件地籍とは 「地籍」というのは、いわば「土地の戸籍」のことです。地籍というと、土地の登記情報とイコールかな?と考える方が多いと思いますが、必ずしもそうではありません。なぜなら登記情報とは、「不動産の表示」に関する制度として、国民の権利を守るために土地取引情報の履歴を残すものですが、土地そのものの座標や沿革などの情報を示し...
地盤Lesson3:事前調査 ~試行錯誤~とある銀河系のある小さな街で・・ 地盤のカリスマ ピエール・ジバンシー先生に地盤のプロへの決意を問われたJ1号とJ2号。どうにも困りはててしまい、結論が出せずに時が過ぎていきました。 さて季節が夏から秋に変わったある日のこと。J1号とJ2号がそろってジバンシー先生の元にやってきました。
施工第七回 かし保険躯体検査前後の工事の注意点・Ⅲ(耐力壁前編 筋かいと筋かい接合金物)かし保険躯体検査時 前後の工事の注意点、今回は耐力壁のチェックポイント前編として、筋かいと筋かい接合金物について確認していきましょう。 耐力壁のチェックポイント 耐力壁とは 建物は鉛直方向の縦の力に対しては柱で受けることができますが、地震や風などの横からの力には抵抗できず倒れてしまいます。耐力壁とは主体構造の一つとして...
地盤Lesson2:不動沈下と地盤 ~長目飛時~長目飛時(ちょうもくひじ):遠くの事をよく見る目と、よく聞くことのできる耳の意で、情報を収集し、物事を深く鋭く判断すること。 とある銀河系のある小さな街で・・ セミナー会場で地盤のカリスマ、ピエール・ジバンシー先生のお話に感激し思わず弟子入りを申し出たJ1号とJ2号。しかし、ジバンシー先生は諾とも否とも言わず、また連絡...
地盤Lesson1:地盤を知るために ~温故知新~とある銀河系の小さな街で・・ ある地盤セミナー会場にもぐりこんだ二羽の小鳥 彼らの名前は J1号 J2号 以前から地盤についてとても興味があり、今日のセミナーには何としても参加したいと遠い街からはるばるやってきました。 講師の名前はピエール・ジバンシー先生 地盤のカリスマとして、今や飛ぶ鳥も落とす勢い (いや、彼も鳥で...
施工第六回 かし保険躯体検査前後の工事の注意点・Ⅱ(柱と金物)かし保険躯体検査時 前後の工事の注意点、今回は柱のまわりのチェックポイントについて確認していきましょう。 柱まわりのチェックポイント 柱について 柱(はしら)は構造耐力上主要な部分であり、建築物の自重・荷重・衝撃等を支える材です。柱には通し柱、管柱、間柱があり、それぞれ荷重の受けや伝達、耐力壁の受けなど重要な役割を担っ...